自分で着付けられるようになろう!

着物ライフ

着物を着付けたときの玄関先でのマナー

着物を着付けて、玄関先で履物を脱ぐときには、片方の足のつま先を浮かせて、鼻緒の先の前つぼからそっと足をはずし、もう片方の足も同様にして、足をはずします。
右手で上前を持ち、式台の中央を避けて上がりますが、体を少し斜めに向けるとラクに上がれます。
最初の足を式台にかけると同時に、もう片方の足のかかとを上げると、足首やふくらはぎを見せずに上がれるので上品です。
履物に向き直ってひざまずき、左手で右の袂を押さえながら、右手で履物の向きを変えてそろえますが、中央には置かず、隅に置くようにします。
相手にお尻を向けるのは失礼になりますので、上がってから向き直り、履物をそろえるのがマナーです。
履物を履くときには、右手で上前を少し持ち上げて、片足ずつ前つぼにすべり込ませて履きますが、履きづらいときには、片方の草履に押しつけるとよいでしょう。
前つぼにしっかり足を入れたいからといって、履物を地面に打ちつけて履くのはよくありません。
見た目も悪いうえ、履物も傷めてしまいます。
ゆっくりと慌てずに履くようにするとよいでしょう。

着物を着付けてお茶や食事をいただくときのマナー

着物を着付けて、食事の際は着物が汚れないよう、大判のハンカチをひざの上に置くとよいでしょう。
ハンカチの一角を帯の間に挟むと、帯からひざまでをカバーすることができて、さらに安心です。
コーヒーや紅茶を飲むときは、片手でカップを持っていただきます。
基本的にはソーサーはテーブルの上に置いたまま、カップだけを持ち上げて飲むのがマナーです。
テーブルが遠い場合は、ソーサーごと両手で取り、カップを片手に持って飲んでもよいでしょう。
ミルクや砂糖などを取るときは、利き手とは反対の手で、利き手側の袂を抑えるようにすると、腕がむき出しにならず、美しい所作になります。
手を伸ばしても届きそうもない場合は無理をせず、同伴者にお願いして受け渡してもらいます。
煎茶をいただくときは、茶碗を両手で胸の高さまで持ち上げた後、右手で茶碗を持ち、左手を底に添えてゆっくりと飲みます。
「おいしいお茶ですね」と素直に感想を伝えて、もてなして下さった方に感謝の気持ちを表すとよいでしょう。


PAGE TOP

COPYRIGHT(C) 2015 着物ライフ ALL RIGHT RESERVED